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愛情は胃を通ってしみこむ
愛はケーキのようなもの、温め直しては使えない
逢い戻りは鴨の味
会うものは離るる
青柿が熟柿を弔う
商い三年
商い上手の仕入れ下手
飽くこと知らぬ鷹は爪の裂ける
開けっ放しの金庫が泥棒をつくる
朝霜は鬼瓦にも化粧かな
薊に桃を求む
明日だ、明日、今日だけはだめと怠け者
晨に星を戴いて出て夕に月を踏んで帰る
網代の氷魚
明日のカボチャより今日のキュウリ
頭と尻尾はくれてやれ
新しい日、新しい運
あだに刃を貸す
あったら口に風引かす
後這う蟹が餅拾う
あなたへ靡かば此方の恨み
兄弟子は無理偏に拳骨と書く
姉女房は身代の薬
アマゾン川が逆流したら
アマゾン川に水を運ぶ
雨が空へと逆に降る
鮎が飛べば河鹿も飛ぶ
蟻の思いも天に届く
主の目は牛を肥やす
あるはいやなり、思うは成らず
あわて者山羊を飼う
家に斧があれば大工いらず
毬栗も中から割れる
生き身は死に身
意見と餅はつくほど練れる
石を叱って羊となす
石を水に投る
鼬になり貂になり
鼬のなき間の貂誇り
鼬のなき間の鼠
一運二金三度胸
一言の助は千金の益に勝る
一段違えば虫けら同然
一弾で二兎を得る
一日だけの女王は輿に乗って便所に行く
一日目の客は大いに持てなし、二日目の客はほどほどに持てなし、三日目の客はとっとと失せろ
一年に二十四回も雇い主を変える
市場大町女のよばい男後生楽寝て暮らす
一番愚かな農夫が一番大きなジャガイモを得る
一分の悪をなせば十分の悪報あり
一ペニーの節約は一ペニーの儲け
一枚違えば家来も同然
一陽は幸なき人の上にも来たり復る
一見葬礼火事見舞そのほかちょいちょいふだんぎ
一災起これば二災起こる
一升入る瓶はいずくにても一升入る
一升瓶に二升は入るや
一升徳利こけても三分
一枝を切りて百枝を損ず
一方は十九、他方は二十に一足りない
一本の矢を二つの的に当てる
井戸浚いも三回やれば良い水になる
井戸を掘るにしても一つの井戸を掘れ
田舎の学問より京の昼寝
犬っころを屋根へ上げる
犬の幸福は馬の不幸
犬の星をまもる
稲は萎え稲を刈れ、麦は男麦を刈れ
稲は実って頭を垂れ、四国稗は実って頭を立てる
命長ければ知恵多し
要らざる法師の腕立て
色事は世界の楽しみ
飢えた犬は棒を恐れず
飢えた熊は踊らず
飢えた時の一口は腹一杯の一斗飯にまさる
飢えには親子なく、貧には愛もぞ破る
魚は餌で釣るな、目と針で釣れ
魚を得て筌を捨てる
鶯の卵の中の郭公
牛のおいどでもの知り
嘘と坊主頭はいわれぬ
嘘と坊主の頭はゆったことがない
嘘は戦のならい
歌う者は不幸を追い払う
美しき精神はウマが合う
美しきものは永遠の喜び
梁の燕
腕が切れずに息が切れる
腕無しの振り飄石
優曇華の花待ち得たる心地
卯腹辰股寅背中
馬とも驢馬ともつかぬ
馬に乗るまで牛に乗る
生まれては死す習い
生まれぬ先の襁褓定め
馬を水辺に連れて行けても水を飲ますことはできぬ
海魚腹から川魚背から
海のことは海女に問え
海のことは漁師に問え
海腹川背
海も汲まれて干上がる
うるだく男とはだかる女は金にならねえ
運のいい人のところでは雄牛でも子を産む
嬰児の蠡を以て巨海を測る
栄養も休養も練習のうち
江戸の大関より地元の三段目
鴛鴦の衾
宴会の後には勘定書きがとどく
閻魔の抹香食ったよう
狼から逃れて熊に出くわす
狼は千里行っても人を食い、犬は万里行っても糞を食う
狼に衣
大きいものほど激しく落ちる
大きな魚が小さな魚を食う
多くの知友は多くの黄金に勝る
おかずに合わせて飯を食い、体に合わせて服を裁つ
置かぬ棚を守る
臆病な馬と若者は役に立たない
押し目待ちに押し目なし
伯父が甥の草を刈る
遅くともよい、息子であってくれ
遅蒔きの早ちぎい
男伊達より小鍋立て
男つかむには胃袋つかめ
男の心と大仏の柱は太うても太かれ
男は男同志、女は女同志
男は三年片頬
同じ蓮の座
鬼瓦にも化粧
鬼と餓鬼との首引き
鬼に瘤を取られる
鬼も頼めば人食わぬ
己が背の水牛は見えぬが他人の背の虱は見える
溺れる時は一さじの水でも溺れる
親孝行は下駄と草履
親孝行は真似にもせよ
親は親、子は子
親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴
オリンダを見ずして「まあ素敵」というな
折れた弓ひとつに二人が恐れる
負わず借らずに子は三人
おんどりの多い村の朝は遅くなる
女心と春の空
女の心は冬の太陽
女は国の平らげ
女は三つに従う
女は乱の基
会稽の恥を雪ぐ
櫂は三年、艪は三月
怪力乱神を語らず
カエサルのものはカエサルに
蛙がオタマジャクシ時代のことを思い出せぬ
蛙も溺れる
牡蠣が洟垂れを笑う
陰裏の芋も味のつく時分
陰裏の豆の弾け時
風見の烏
賢い人は女も杯も試さない
霞に千鳥
上総の逃げ坊銚子まで
片手で錐はもまれぬ
片手で種を蒔き、両手で刈り取る
郭公は百五に来る
河童に塩を誂える
蟹の子は爪白
カヌーは自分で漕げ
金と子どもは片回り
金の傷は致命傷ならず
金は三欠くに溜まる
金持ちより人持ち
蚊の睫毛に鑢をかけた
果報は戯けにつく
雷は同じ場所に二度は落ちぬ
神は偉大だが、ジャングルはそれ以上
神は細部に宿る
烏を鵜に使う
唐へ投金
彼の眼が見たものを、彼の手はそこに残さない
彼を知り己を知らば百戦殆からず
乾いた雑巾をしぼる
獺に塩を誂える
川中で尼を剥ぐ
蚊を象にする
棺桶に片足を突っ込む
感謝の言葉をもらっても財布に入れることはできない
勘定合って銭足らず
艱難は人を玉にする
学校を開く者は牢獄を閉める
ガンナイ八年牡牛の一病
雁は八百矢は三本
聞かないものは痛い目にあう
飢饉年の蟋蟀のよう
菊作りは罪づくり
聞けば病気、聞かねば薬
鬼手仏心
狐が虎の皮を借る勢い
狐は毛皮で人は言葉で(死ぬ)
気取った白人娘より気立てのやさしい混血娘
木によりて魚を求む
昨日の雄は今日の雌
昨日は今日の古
希望は生きる力を与える
気難しい老女も笑顔は打たず
鬼面人を嚇す
窮地の友こそ真の友
兄弟同士が独立したら、仏壇を置く方位は各々で決める
京の女郎に長崎の衣装を着せて江戸の張を持たせて大阪の揚屋で遊ぶ
今日は歓楽、明日は棺桶
巨人大鵬玉子焼き
慶良間や見ゆしが、睫毛や見らん
キリストの友達には容易に救いが
錐嚢を脱する
器量より気前
木を数えて林を忘れる
勤勉なる人は実のなる木と同じ
ぎしぎしする車には油がさされる
ギャロ草も花盛り
牛乳は牛乳に、水は水に
公家にも綴れ
鯨百味
癖なき馬は行かず
下さるものなら冬でも帷子
管に因りて天をみる
口がすべるより足がすべったほうがまし
口と虎は身を破る
口の虎身を食む
口は虎、舌は剣
熊を殺して肝を採らず
雲に梯
水母の骨にあう
黒猫でも白猫でも鼠をとるのが良い猫
食わぬ飯が髭につく
鍬を入れるのに土の柔らかな所をさがすべからず
愚人には福も愚劣
群羊を駆って猛虎を攻める
傾城と旋風にはあわぬが秘密
消したタバコの吸殻から煙が出る
結婚は人生の墓場
結婚前は両目を開け、結婚したら片目を瞑れ
螻蛄の水渡り
螻蛄腹を立てれば鶫悦び
健康は富に勝る
賢人は黙してことを為す
芸は道によって賢し
下主の子と黍団子は三つまで
恋は肌の色を気にしない
高位は拘束す
好奇心は猫をも殺す
甲子園には魔物がすんでいる
孔子に悟道
高野六十那智八十
声は聞こえても影はみえず
心の師とはなるとも、心を師とする事なかれ
心は二つ身は一つ
凍え面に吹雪
乞食が馬に乗ったらどこまでも行く
乞食なのに話し方は皇帝のよう
乞食に朱椀
乞食は筋なし
小銭を貯めて大金を浪費する
こちらへ来れば熊に咬まれ、あちらへ行けば蜂に刺される
言葉は身の丈
子供は三歳までに一生分の親孝行をする
小袋と娘には油断するな
強飯に胡麻塩
子を亡くした母は同じ身の上の女を愛す
蒟蒻の幽霊
碁打将棋指菊作
御所柿と渋柿は皮むかいでも知れる
最初に来た者がイチゴを食う
最初に立ち上がった者が最初に靴をはく
財布の紐はしっかり締めよ、友人を疑うな
棹は三年、艪は三月
魚は頭から腐る
魚はまだ海にいるのにフライパンを準備する
先勝ちは糞勝ち
先勝は馬鹿勝ち、後勝は千勝ち
先々の先
鷺と鳥
桜三月菖蒲は五月
桜は花にあらわれる
笹っ葉の先へ鈴を付けたよう
五月女に盆坊主
侍と金は朽ちぬ
侍はわたりもの
猿が餅
猿はバナナが食べられないと青いという
三月牛蒡は憂い牛蒡
三月はライオンのごとく来て、子羊のごとく去る
三五の十八
三寸の舌もて五尺の身をたつ
三人旅の一人乞食
産婆が悪いと難産を赤子のせいにする
裁判官にワイロを使えば、牢獄には入らない
三方一両損
算用合って銭足らず
ザリガニはカニの味方
思案十両
塩にて淵を埋める
鹿を逐うものは兎を顧みず
しくじるのは稽古の為
仕事は道具にあり
獅子身中の虫
死しての長者より、生きての貧人
獅子の分け前
蜆千より法螺貝一つ
四十八手の裏表
七人も牧人がいると家畜が一つの群れにならぬ
四鳥の別れ
七里けっぱい
死に馬に蹴られる
死ねがな目抉ろ
娑婆で見た弥次郎
習慣は第二の天性
商売は道によって賢い
職人は職人を知る
白星こそ最高の良薬
信あれば徳あり
真理の矢を投げるなら、先端を蜜にひたせ
地獄から火貰いに来たよう
地獄への道は善意で舗装されている
事態が厳しくなると、強い者が事態を切り開く
じたばたしても鶏は裸足
地盤、看板、かばん
自分で煮た雑炊は自分で食べよ
慈母に敗子あり
自慢は臭い
十人の親戚より一人の友人
十年一剣を磨く
巡礼もまた商売
上戸は毒を知らず、下戸は薬を知らず
上手は下手の手本、下手は上手の手本なり
冗談から真実は言われることはない
杖の下からも回る子は可愛い
人生で最上のものには金はかからず
人生の楽しみは酒と女
西瓜を切ったら大きい方に目が行く
生業は草の種
すこし愛して、なが~く愛して
少しずつ羊毛が絨毯になる
雀の角、鼠の牙
雀を大砲で撃つ
鼈に尻尾がないと亀が笑う、亀の肌が粗いと鼈が笑う
捨てる子も軒の下
砂の中から玉が出る
スピーチとスカートの丈は短いほど良い
すべての雀がそれぞれの心を持っている
スペインで死んだシラミはメキシコで蘇る
すら笑いする者は男はすくたれ、女はへらはる
寸善尺魔
清潔であれば半分健康
清潔は健康の母
青春は誰もが必ず通る路
聖人たちに訴えるよりも、神に訴える方がよい
整理整頓は人生の半分
世界最高の美女でも自分の持っているものしか与えることができぬ
せせりの金玉
雪上に霜を加う
千軒あれば共過ぎ
選択できれば苦労あり
先手は万手
千聞は一見に如かず
千里の野に虎の子を放つ
千両の借金も言葉で返す
線路から牛を追い払う
銭無しの市立ち
善人は焼きたてのパン
相場のことは相場に聞け
底までサワークリームというわけではない
袖の下に回る子は打たれぬ
その地方に行ったら、その地方の衣装を身に着けよ
象は死んで象牙を残す
大行は小瑾を顧みず
大将ばかりで兵卒が足りない
倒れる所に土を摑め
鷹ぬ舞れえ、烏ん舞ゆん
タカは小さいけれど、その狩りは大きい
竹の先に鈴
ただのランチなんかない
建てるより壊すのが楽
譬えに嘘なし坊主に毛なし
棚から落ちた達磨
棚から落ちた炮烙
他人の心は真っ暗な森
他人のロバを鼻歌を歌いながら探す
狸の上前
種から苗
頼めし樹に雨漏る
卵は一つの籠に盛るな
民の声は天の声
民は那の本
矯むるに過ぎて花を散らし、磨くに過ぎて玉を砕く
田も遣ろう畦も遣ろう
大工の昼糞、女郎の夜糞
駄馬の先走り
ダラというものはダラ
誰か烏の雌雄を知らん
段取り八分
段取り半分
小さな魚も大きくなる
小さな親切大きなお世話
力ずくよりやんやりと
築城三年、落城三日
皿と匙がカチャカチャ音をたてないことはない
ちゃんこも稽古のうち
チャンスの女神には後ろ髪がない
チャンスは前髪をつかめ
寵愛昂じて尼になる
長者の脛へ味噌を塗る
提灯程の火が降る
月の鼠
月日の鼠
月夜に提灯を売るな
土仏の水遊び
釣った魚に餌はいらぬ
突っ張りは足で突っ張れ
津波の前には潮が引く
つまみ食いして口を拭き忘れる
爪で拾って箕でこぼす
爪を箒にして稼ぐ
釣りする馬鹿に見る阿呆
釣りする馬鹿より釣りみる馬鹿が上
手入れをすればブドウ畑に、しなければ山になる
天子には父母なし
天井三日底三年
天に口なし、人を以て言う
貂になり兎になり
できる者が行い、できぬ者が教える
出びにこけ無し
田鼠の鶉となる
東海の墓普請
トウガラシや香辛料をかける
冬瓜の花で百に一つ
灯心で筍を掘る
灯心で竹の根をせせる
灯心で竹の根を掘る
灯心にて須弥山を引き寄せる
闘雀人を恐れず
豆腐の角へ頭をぶつけて死ね
玉蜀黍に目鼻
時のようには鼻でも削ぐ
十尋の水底はわかっても一尋の人の胸底はわからぬ
とぼけた婆さん小桶で茶飲む
富に酔うより酒に酔え
虎伏す野辺
虎も自分の話をすればやって来る
虎を養いて自ら患いを招く
トロイの木馬
同衾者の見方は同じになる
導師の言ったことはやれ、行ったことはやるな
どうで有馬の水天宮
独裁が百年続こうと無政府の一夜よりよい
胡獱の一眠り
放蕩者の塩なめ
努力は人を裏切らない
泥棒と三日いれば泥棒になる
泥棒を防ぐもの自身が大泥棒
どんな罪にも慈悲を
無い子では泣かれぬ
泣かない赤子は乳がもらえぬ
長いソーセージと短い説教は良い
長患いで名医になる
泣く子に羊羹
泣く泣くともよい方をとる形見分け
梨の皮は乞食に剥かせ瓜の皮は大名に剥かせ
梨は木の遠くには落ちない
夏が過ぎてから森へ木苺を取りに行く
夏座敷と鰈は縁側がよい
名付け親にはそのまた名付け親がいる
ナポリを見て死ね
怠け者は夜に働き者
なるは否なり思うはならず
難産の子はよく育つ
男色老いを破る、女色舌を破る
何でも屋に碌なものなし
似合う釜の蓋
似合わぬ僧の腕立て
二階へ上げて梯子を外す
鶏寒うして木に登る、鴨寒うして水に入る
鶏患って山羊を犠牲にささげる
忍耐あれば海をも渡れる
ニンニクを食べなければくさい臭いはしない
盗みする子は憎からで縄つくる者をうらむ
濡れぬ先こそ露をも厭え
猫の魚辞退
猫の皮を剥ぐにもやり方は一つだけではない
猫の首に鈴を付ける
猫の額の物を鼠が窺う
猫は家にばかりいるようで七軒歩く
鼠は大黒天の使い
寝鳥を刺す
子に臥し寅に起きる
念を入れて積んだ塔が崩れるものか
野兎とともに走り、猟犬とともに狩することはできない
登り百日下げ十日
登れない木は仰ぎ見てもいけない
飲まんこちゃ疑ご
蚤の息も天に上がる
野良猫の隣歩き
飲んだら死ぬ、飲まなくても死ぬ、どうせ死ぬなら飲んで死ぬほうがよい
ハエを追う
白馬は馬に非ず
走らんと欲すればまず転ぶことを学べ
走る馬に鞭
初めて焼くプリンはいつもダンゴになる
初めにパンの実を一番遠い枝から集めよ
はじめに陸地で釣り糸をためせ、翌朝うまく使われるように
恥ずかしがっては子供はできない
鯊は馬鹿でも釣れる
畑あっての芋種
白駒隙を過ぐ
話す前には舌を口の中で七回まわしてみなければならぬ
花の傍らの常盤木
花の傍らの深山木
鱧も一期、海老も一期
早起きすれば遠路もかなう
腹の皮が伸びりゃ目の皮が弛む
腹の皮が張れば目の皮が弛む
針泥棒が牛泥棒になる
針の穴を駱駝が通るより難しい
針ほどの穴から駱駝ほどの風
針を蔵に積む
春の天気は継母の気まぐれな機嫌
春の日と親類の金持ちはくれそうでくれぬ
春の日と継母は暮れそうで暮れない
馬鹿に兵法なし
馬鹿の先走り
ばさらっかとは男の看板
パン屋の子供たちにパンを与える
日陰の梨
日陰の豆も時が来ればはぜる
日陰の桃の木
彼岸過ぎても七斑
肥後の鍬形
秘事は睫
飛騨の匠の昼休み作り
羊の毛を被る狼
必要が大きければ、助けは近い
必要は規則を破る
一口ものに頬を焼く
人と出会える一日は百日分の価値がある
人の行く裏に道あり花の山
人のとがを戒めば、まず己が身をただせ
人の袴さ足をふんごむ
人の弓は扱かれぬ
人木石にあらず
一村雨の雨宿り
人を茶にする
人を殴っておいて助けてと叫ぶ
隙過ぐる駒
隙行く駒
百芸に達して一心足らず
百尺の竿頭一歩を進む
百足は死んでも倒れず
百貫のかたに編笠一蓋
比翼連理の契り
ひよっこ一匹いない
貧の盗みに恋の歌
貧乏神が戸口から入ってくると友情は窓から逃げさる
ピキンの唐辛子、小さくてもぴりりと辛い
夫婦喧嘩は藁についた炎
普請と葬式は一人でできん
再びわらび
淵に塩を投げ込む
普天の下、率土の浜
ふとっちょのレスラー
船に乗らない者は船酔いしない
船の脚見んより人の足見よ
船のあしを見んより人の足をみよ
富樓那の弁舌
豚にスイカ
仏法あれば世法あり
下手な大工で鑿潰し
下手の道具選び
下手の長絲、上手の短絲
下手の長竿上手の短竿
糸瓜の皮のだん袋
蛇の足より人の足見よ
蛇を殺したら頭をこなごなにしたことを確かめよ
部屋と暖炉は一体
べいべい言葉がやんべいなら借りても三百つんだすべい
包丁は自分の柄を切らない
宝満山から後ろ飛び
焙烙千に槌一つ
酸漿と娘は色づくと虫がつく
蛍二十日に蝉三日
仏の御器で銅椀
骨の中までは治せない
誉は謗りの基
法論味噌の夕立
本は表紙で判断するな
牧童の子は牧童
煩悩あれば菩提あり
煩悩の犬は追えども去らず
煩悩は家の犬、打てどもさることはなし
埋葬する死体を忘れてくる
負けて覚える相撲の手口
負けに不思議の負けなし
誠の道に幸歩く
真は蜂蜜のように甘く、嘘は胆汁のように苦い
正宗で大根を切る
俎板の上の魚
ままにならぬは天気と恋の道
迷いには知恵の鏡も曇る
万年筆と女房だけは他人に貸せぬ
満腹だとグアバには虫がいるという
見切り千両
身過ぎは草の種
水に油を注ぐ
水辺に住むものは食べ物に悩むことはない
水を水に混ぜる
水を求めて川を渡る
水を焼いてその灰を取る
三日天井、底百日
南高藪殿隣
身入らん商いをするな
見栄えの悪い竹林から美味しい竹の子がとれる
蚯蚓の木登り
ミミズも踏まれれば身を捩る
耳取って鼻かむ
見目は幸いの花
宮永ん喧嘩で島田つかん
見るは目の毒触るに煩悩
昔の某、今の金貸し
昔は長者、今は貧者
百足が草鞋を履く
麦藁帽子は冬に買え
息子が死んでから菜園にニンニクを植える
娘三人呉てやっどいろりの灰までなくなる
娘を叩いて嫁を脅す
鞭も先に打たれる方がまし
胸がえ延びれば尻がへっつまる
無明の酒に酔う
むらがなけりゃー乞食が立たん
紫の朱を奪う
群れから離れた羊はオオカミに襲われる
名人は名人を知る
名馬に癖あり
盲猫が死んだ鼠を捕まえる
召使いがいない時には御自分でおやりなさい、旦那様
目に一丁字なし
目の寄る所に玉が寄る
面々の楊貴妃
もうはまだなり、まだはもうなり
百舌の串刺し
用いる時は鼠も虎となり、用いざる時は虎も鼠
物は盗むな仕事を盗め
貰う物なら額に注射でも
八百屋で魚くれ
薬缶で蛸茹でる
薬缶で茹蛸
山羊の小屋に入ったらメーと鳴き、水牛の小屋に入ったらモーと鳴く
山羊の肉は熱いうちに
焼けの勘八、日焼けの茄子
椰子の殻の下の蛙の如し
安いのがおからの餅
休むも相場
休めば錆びる
痩せ我慢のつけ景気
藪医者の病人選び
藪に黄金
藪に馬鍬
藪にも功の者
山の芋で足を衝く
山桃の選り食い
闇夜の烏
やりくり上手な嫁でも米がなくては飯は炊けぬ
勇気ある心には不可能なものなし
結て楽しむ髪結いの正月
行き大名の帰り乞食
雪の白鷺
柚子の木に逆立ち
柚の木に裸で登る
柚の木へ登るような奴
指一本では蚤だって殺せない
指をやって腕を呑まれる
よい嘘は金になることがある
良いワインには看板不要
用心は賢明の母
よく泳ぐ者は溺れ、よく騎る者は堕つ
よく学びよく遊び
よく結えば悪く言われる後家の髪
預言者は故郷に容れられず
世の中に退屈ほど悪いものはない
嫁が姑に成り上がるは早いもの
嫁に水牛の尻をかかせる
弱きもの汝の名は女
世を憂きもの
来年の果報は今年の稲で待つ
駱駝が食べるのを山羊が羨む
猟虎の皮
猟虎の毛に触るが如し
リオの一月は火鉢の中
梨花一枝春の雨を帯びる
龍の子は小さしといえど雨を降らす
料理人の失敗は一食分、百姓の失敗は一年分
練習で泣いて試合で笑え
連雀競い来たって市をなす
老少不定
六十の筵破り
ロバが他のロバを袋かつぎ人夫とそしる
ロバでも濁った水は飲まない
若牛に学べ、君も牡牛になるぞ
若葉は目の薬
若者にはそれぞれのヨーグルトの食べ方がある
和光同塵
鷲の巣を鼠が狙う
綿に狐が混じる
藁で束ねても男は男
我面白や人姦しや