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あかん弁慶その手は義経
悪の報いは針の先
足駄を履いて首ったけ
仇を鬼につくる
虻の目抜けたる如く
海人なれや己が物から泣く
阿弥陀も留守をつかう
謝った稲荷様
蟻の髭で須弥山を崩す
飯粒してもつ釣る
沙の上に置く露
沙をおして油を求むる
医者と干し蕪は若い内には賞翫せず
痛き瘡に辛塩を灌ぐ
鼬の目陰
一苦しきに
一目猿楽に鼻を欠く
一寸の事も一丈にいいなす
一町に三所
犬の雷を噛む
命を全う保つ亀は蓬莱に遇う
伊予の湯桁
飢えては鉄丸を呑み、渇しては銅汁を飲む
魚の陸にある
牛は水を飲みて乳とし、蛇は水を飲みて毒とす
膿み足を隠して他の腫れ足を発わす
老いの入り舞い
斧の柄朽つ
貝を以て海を汲む
蔭の朽木
堅石も酔い人を避くる
竈に向いて花を採る
辛きを蓼葉に習い、臭きを溷厠に忘る
迦陵頻という鳥に卵の中にて鳴き声も衆鳥に勝る
管中に豹を見る
雉の頓使い
九層の台は累土よりおこる
錦袋の糞に同じ
陸にふせる亀
草を以て火を消す
口をして鼻の如くせよ
国に二の君非し
窪いところに水たまる
愚者の万行よりも智者の居眠り
褻にも晴れにも歌一首
孝経をひっさげて母の頭を打つ
氷にちりばめ水を描く
虎鼠時による
虎豹の鉞を擁つ
讒剣は巌を破る
猟箭中へる雀鳥の如し
七年の病に三年の艾を求む
死にたる人は生ける鼠に及かず
衆流集まりて大海となる
少水の魚
正法に奇特なし
正法に不思議なし
食を願わば器物
真龍勢いを失って蚯蚓に同じ
神力も業力に勝たず
雀変じて蛤となる
白引の精兵
井蛙の海鯨を笑うが如し
井底に天を望む
石琳の味を嘗めて会稽の恥を雪ぐ
千見は一経にしかず
仙源の水清けれども山烏流れを汚す
栴檀の林に入ば衣自ずから芳し
千人屯する処には草木ともに凋む
千慮に一得
俎上の魚の江海に帰るが如し
鼠上の猫の如し
大海の中にいながら水なし
大敵を見ては欺き、小敵を見ては恐れよ
鷹の前の雉
癡犬の枯骨をねぶる
智者の一人より愚者三人
蜘蛛が網を張り鳳凰を待つ
角あるものは上の歯なし
轍魚の水を得るが如し
手に据えたる鷹をそらす
天に二つの日なし国に二の王なし
桃李は一旦の栄花、松樹は千年の貞木
蟷螂車を還す
時の花をかざしの花にせよ
時の花をかざす
隣の宝を数える
虎変じて犬となる
奴の口に甘きは郎の舌にもあまし
呑鉤の魚は飢えを忍ばざるをなげく
夏の虫氷を笑う
夏虫以て氷を疑う
七日病む
憎いものは生けてみよ
鶏を養う者は狸を畜わず
鼠の猫にあう
鼠は穴に伏れて生き、穴を失いて死ぬ
萩の葉の蛞蝓になる
人の宝を数える
百行の門には立つとも博打の門には立つな
百丈の竿頭一歩を進む
百足の虫の死ぬるに至りてもくつがえらぬ
鶸の胡桃を抱える
火を避けて水に堕す
火をも水に申す
布施無い経には袈裟を落とす
蚊虻、嶽を負う
鳳凰は卵の中にして超境の勢いあり
松にかかる葛は自ら千尋に昇る
短きものを端切る
微塵積もりて須弥山となる
水にて岩をうつ
水を掬びて石を打つ
水を以て石に投げる
深山木の中の楊梅
女牛に腹突かれる
目も口も一つになる心地
山の神に鰧を見せたるやう
鷹下の雀
呼び声よければいらへ声までよい
弱目の水
羅網の鳥は高く飛ばざるをうらむ
犂牛の尾を愛するが如し
猟者の鹿に逢えるが如し
龍髭を摩する如く、虎尾を践む
羚羊角をかく
論ずるものは中から取れ
若い時旅を致さねば年寄っての物語がない
藁苞に黄金